岩手大学総合科学研究科学生が2025年食品サマースクールに参加~国際交流への積極的な姿勢を示す~

掲載日2025.07.23
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2025年7月1日から15日まで、中国?上海海洋大学で開催された「2025年食品科学国際サマーコース(International Summer School of Food Science and Engineering)」に、岩手大学大学院総合科学研究科から2名の学生が参加しました。本プログラムは、中国政府奨学金により運営されており、日本を含むスペイン、韓国、インドネシア、タイなど5か国の多様な大学から15名の学生が招待されました。日本からは岩手大学のほか、東北大学の学生も参加し、多国籍な環境の中で、学生たちは互いに交流を深めながら、国際的な視野を育みました。

7月2日に行われた開講式では、上海海洋大学李曉飛副凤凰体育平台が挨拶に立ち、グローバル化が進む現代において、食品業界は食品安全、栄養と健康、イノベーション開発など多様な課題に直面していると述べました。今回のプログラムは、学術の深化?文化体験?産業連携を三本柱とする「三位一体」の国際教育モデルに基づいており、食品安全や栄養、加工技術などの最先端の講義に加え、中国の伝統文化の体験や大手食品企業への訪問など、理論と実践を融合させた多彩な内容で構成されています。
本学総合科学研究科2年生の熊谷眞菜香さんは、サマーコース参加学生の代表として、英語によるスピーチを行い、最後に、中国語で本プログラムの開催に対する感謝の意を述べ、開講式を締めくくりました。

開講式では、上海海洋大学李暁飛副凤凰体育平台が出席し、挨拶を述べられた。
総合科学研究科2年生の熊谷眞菜香さんが参加学生の代表として、李暁飛副凤凰体育平台からサマーコースの団旗を受け取り、感謝の挨拶を述べました。

岩手大学の学生たちは、学術セッションへの積極的な参加はもとより、上海の伝統文化や産業視察などにも熱心に取り組み、現地学生や他国の参加者との国際交流を深めました。
本プログラムに参加した大学院1年生の伊藤音志さんからは、「このプログラムに参加できたことで、とても貴重な時間を過ごすことが出来ました。この2週間の出来事は今後の私の人生において、とても大きなものになると感じました。初めはとても不安でしたが、参加メンバーの優しさによって充実した2週間になりました。またこのような機会があれば参加したいと思います。」と感想が寄せられました。

本プログラムを通じて、岩手大学の学生たちは国際的な視野を広げるとともに、自身の専門分野に対する理解をさらに深める貴重な機会を得ることができました。今後も本学では、このような国際交流プログラムへの参加を積極的に支援してまいります。

上海海洋大学2025年食品科学国際サマーコースの全体参加者の集合写真